任意整理と個人再生のどちらにするか?

債務整理を行う上で、任意整理と、個人再生の判断で迷う場合があります。

大きな判断基準は、月々必ず支払っていけるかどうかという点です。

和解後に決まった月額を滞納なく確実に支払っていける場合は任意整理を、少しでも危なかったり、難しい場合は、個人再生がおすすめです。

それでは、なぜ、少しでも払えない可能性があると個人再生を選択することが薦められるのか、

また、それ以外の部分で判断に悩む場合、どういった点で比較検討できるのかについて、解説します。

ある程度の余裕をもって返済できる方法を

任意整理においてメリットはたくさんあります。

例えば、家族に秘密にしやすい。整理の財産の選択権がある。といった内容がそうです。

家族に知られたくない、連帯保証人に迷惑をかけられない、といったプライベートな心配事をすることなく、進められる点が大変便利ではあるため、できるだけ任意整理をしたいと考える方も多いのではないでしょうか。

任意整理を進めていく上で、どうしても外せないことは、月々確実に支払いしていけるのかどうかということです。

もし、確実に支払いをしていくことが難しく、もし2回以上滞納してしまうようなことがあれば、和解内容は破棄され、滞納利息も含めた全額一括請求を余儀なくされるためです。

そうなってくると、他の方法で解決できるように再度債務整理をしていくことにはなりますが、再度和解が難しい場合もあり、自己破産などの選択をしなくてはならない場合も考えれらます。

任意整理を選択する場合、月々の返済がぎりぎりの状態で和解することは避け、そういった場合は、個人再生などの方法をとっていくことがよいでしょう。

借金を大きく減らしたい

任意整理においては、減額する手段が限られています。

過去に、法律の基準を上回る金利で利息を払っていた場合など、過払いの請求をするといった、あくまで、債権者との交渉を通じた減額になります。

もし、そういった減額が望めない場合には、将来かかる利息のカットの交渉をして、自分の支払い能力と比較して検討していくことになります。

また、個人再生では、裁判所を通して債務の額によっては、5分の1から、10分の1までに減額が可能になります。

そのため、支払いが困難で、大幅に減額が必要な場合は、個人再生を選ぶことが得策であるといえるでしょう。

手続きを簡潔に済ませたい

任意整理の良い点として、裁判所を通さずに行えるというところがあげられます。

任意整理のメリットは裁判所を通さずに行えるという点です。裁判所を通さないという事は整理する債権と選べたり、家族に秘密にしやすいというメリットがあります。

裁判所を通す個人再生とは大きな違いといえます。

それに、裁判所を通さない、もう1つの大きなメリットは、手続きが個人整理と比較しても圧倒的に簡単な点です。

任意整理では、弁護士や司法書士を代理人として立てるため、手続きや交渉も代理人がやってくれます。

個人再生では、再生計画書というものを裁判所に提出し、認可される必要がありますが、その計画書を提出するためにも膨大の書類を自分で準備しなくてはなりません。

その書類においても、同居家族の収入情報に関するものが含まれているため、家族に協力を仰がなくてはなりません。

そのため、手続きに関しては、裁判所を通さない任意整理が圧倒的に楽で簡単だといえるのです。

基本的に、支払い可能かどうかが任意整理か、個人再生を選択するキーポイントですが、自分がどのように生活を立て直していきたいのか、何に価値をおいているかにおいて、判断基準は様々です。

人物吹き出し

しかし、自分だけで判断するよりは、債務整理の経験豊富な弁護士、司法書士に相談して、より、自分にも、自分の周囲にもプラスな解決方法を選択するといいですね。