あれもこれも素敵。
今買わないとこれ、なくなっちゃうかも。またいつこの商品に巡り会えるか分からないし、他の人に買われたらしゃくだ。
限定ものって惹かれるんだよね。
欲しいものは全部手に入れたい。
それを叶えてくれるのが、手元にある魔法のように便利なカード。
世の中には魅力的なものが溢れ、買い物をしてもしても次から次に商品が誘惑をしてきます。
現代、商品を知る手段も、手に入れる手段も発達し過ぎた為に、自分の支払い能力を超えた買い物が横行しているのです。
ストレスの多い社会の中で、そのストレスの格好のはけ口が、そのカードによるショッピング、なのです。
買い物依存症という病気をご存知でしょうか。
月々の返済が膨れ上がった原因が、カードショッピングによるものだという話は、本当によく聞かれるようになりました。
カードの返済に苦労されている方の中にも、自分が買い物依存症だという可能性を秘めている方は多いと思われます。
まずは自覚することから
借金をこれ以上大きくしないためにできることはなんでしょうか。
そもそも、自分が、買い物依存症であることを自覚することからが始まりです。
- 買い物をして、自分がストレスを発散しているのを感じている。
- 家が使っていないものであふれている。
- 買い物した後に、後悔した気持ちになることがある。
- 買い物していないとなんだか不安だ。
借金の原因が、ショッピングであるならば、買い物依存症である可能性は大変高いと言えるでしょう。
お金が無いことがわかっていても、買い物をやめることができない、それは、買い物に精神安定の効果を依存してしまっているために起こる現象だといえるのです。
克服のためにできること
では、どうすれば、買い物依存症を克服していくことができるでしょうか。
夢をもつ
楽しみが買い物だけになってしまっているために、楽しみを求める時に、買い物をしてしまうのです。
楽しみを他にみつけることで、買い物に意識がいくことからそらすことができます。
その1つとして、夢をもつことをおすすめします。
海外旅行に行くといった夢であれば、例えばイタリアに旅行にいくことを目標にお金をためていくのです。その目標のためにお金を貯めることで、目の前にある商品の誘惑に惑わされにくくなります。
断捨離を行う
自分の生活の中で必要のないものをどんどんとなくしていく作業をしていきます。
そうすることで、心身ともにスッキリし、集中力も増し、冷静な判断や、物事を頭の中で整理しやすくなります。
余計なものがないことの魅力を知ることで、買い物への欲求をなくしていくという方法です。
買いすぎた本当に必要でなかったものにも気が付き、次の教訓にしていくこともできます。
情報から離れる
インターネットをすると買い物をしたくなる人がいます。ネットをする時間を減らすといった、とにかくそういった情報から自分を遠ざける方法で、余計な情報に関心がいかないようにしましょう。
アプリも同じです。そういったアプリもきっぱりアンインストールしてしまうといいでしょう。
カードを解約する
買う手段があるから、買ってしまうという極論ですが、買い物を現金によって行うようにすることで、自分の利用金額が把握しやすくなります。
当然、金額が足りない商品に手を出すことができません。
任意整理をする
この選択は、月々の支払いに困難をきたしているときの解決策でもあります。
実際に支払える金額にまで借金を整理するというだけでなく、どのカードも基本、3年から5年間利用できないという状況に、絶対的に自分を置くことができる。
そのこと自体が、買い物依存症克服に大変大きな効果をもたらすのです。
このように、任意整理をすることは、買い物依存症を自分の力で改善していく、大きな手助けをしてくれるのです。
買い物依存症克服に向けて
自分の意思で、依存症レベルの購買意欲を抑制することは難しいものです。
実際に、病院に通ったり、薬を飲んだりしながら治療していく方法もあります。
今のストレス社会や、情報社会の弊害だとみなすことのできる、買い物依存症は、とても珍しいことではありません。
つまり、買い物をストレスのはけ口として、簡単に手が出せるように仕向けている今の社会の中で、強い意志をもって、自分を律していくことは簡単なことではないのです。
もし自覚の有る場合は、弁護士や司法書士といった債務整理の専門家に相談してみるのも一つの方法です。

債務整理の専門家に相談する事で少しでも不安を解消し、金銭面でも問題解決の糸口をみつけていくことをおすすめします。